【経済】サザエさんと株価の関係/吉野貴晶
【要約】
経済学は一見とっつきにくく、数字ばかりで感情のない学問だと思われがちだが、この本に書かれている
行動ファイナンス学は人々の感情に左右される学問である。
それが題名にもあるサザエさんと株価の関係。
サザエさんは①長寿番組②幅広い視聴者層③内容に安定している
これらの理由から、安定した視聴率があり、世相を反映しやすい。
サザエさんの視聴率が高いということは、世間の人々は家でテレビを見ている。
(逆に言うと、外にでて外食をするなど消費が低い)
消費が低いということは景気が悪い。
景気が悪いということは株価が下がっている。
この論理がまさに傾向をして現れていることをデータを示しながら、おもしろく書いている。
株やFXをしている人には、多かれ少なかれそのような分析をしていると思うが、世の中が感情で
動いているんだなと実感させられた本。世の中の考え方が変わる本で一読の価値あり。
【総合評価】
★★★★☆
【一言メモ】
■行動ファイナンス
相場は、人間の心理的要素によって大きく左右される