【ビジネス】地頭を鍛えるフェルミ推定ノート/東大ケーススタディ研究会
【要約】
フェルミ推定とはなじみのない言葉だが、「日本で一年当たりどれくらいの量、ビールが消費されているか?」とか「日本に公園はいくつあるか?」など、直観的には見当もつかない値を、一般常識の知識をロジカルに計算するやり方を言う。この本では、そのような問題を非常にロジカルに仮定から推定し、検証するまで一貫した思考方法を扱っている。クイズ感覚で論理的な思考法が身に着く本である。
フェルミ推定の5つのステップ
①前提確認
②アプローチ設定
③モデル化
④計算実行
⑤現実性検証
上記ビールの消費量でたとえると、
①ビールの消費量の定義は?リットル?缶の本数?
②個人が一日に飲む量から考える?居酒屋のビールの入荷量から考える?コンビニでの販売量はムシ?
③個人なら年齢別に考える?居酒屋なら店舗の規模別で考える?
④個人なら20代の男の一日の平均消費量×365=?、30代なら・・
⑤出た結果は常識に考えて正しい?
というふうに考えていくやり方。この基本をトレーニングすることで、論理的思考、ロジカルシンキングの力がついていく。
このフェルミ推定は外資系コンサルティング会社の採用試験でよく使われる。
考えの幅を広げたい人には、最適本。
【フィードバック】
■フェルミ推定で世の中のモノの流れを推定できる
⇒日ごろからマクドナルドの店舗数は?とか考えることで、論理力を鍛えれるかなぁ~。
【総合評価】
★★★★☆
【一言メモ】