【仕事術】論理的な話し方が身につく本/西村克己
¥540
2011年22冊目
【要約】
「要するに、何が言いたいの?」と言われたことはありませんか?
新入社員の頃はよくありました。いまも。。。
この本は、「論理的な話し方」と書いていますが、ロジカルシンキング本のような理窟っぽい本ではありません。簡単に実践できる方法が多く書かれています。当たり前ことと言われれば、当たり前のことばかりですが、私には「気づき」が多かったです。
<こんな人にオススメ>
■プレゼンで緊張して、うまく話せない
■報告書の書き方がわからない
■初対面の人と話をする時、話のネタに困る
・あがらない3つの決意
①自信を持つ
②相手の評価を気にしない
③何かを伝えようと念じる
⇒①と②は、よく感じることですね。③はあまり意識したことないけど、大事かも。
プレゼンで、「発表はイヤだなぁ」と後ろ向きに考えるより、「これをみんなに伝えなければ」という前向きな思考のときは、緊張などを忘れる傾向がある気がします。
・自信をもつために、情報を整理する技術
「事実に基づいて話をする」
⇒ある情報に対して、「どこまでが事実で、どこからが判断なのかを区別する」
事実の情報であれば、自信を持って話ができるが、そこに判断が入れば裏付けが必要。
■何が言いたいかを明確化する
三角ロジックでは、「主張」「論拠」「データ」の関係を明確化にする必要がある。
主張があいまいな時
・・「論拠」「データ」を並べるだけ「要する何を言いたいのか」が伝わらない。
論拠、データがあいまいな時
・・主張ばかり話すと「なんでそうなるの?」「強引」「ゴリ押し」「せっかち」という印象を与える。
■水平思考で考える
私たちは目の前にある話題や対象物について、それを掘り下げようという習慣が身に付いている。
水平思考とは掘り下げるのではなく、横に広げていくこと。
例えば、「車」という話題に対して、「外国車、排気量、燃費」と掘り下げた話題の方向もあるが、「バイク、新幹線、飛行機」と横に広げる思考をもつことで話題の幅を広げることができる。
人と話す時の話題の広げ方に困った場合、水平思考をしてみるのもいいかも。
今回の書評は我ながら「データ」ばかりで「主張」が不鮮明ですね(笑)
修業します。
【フィードバック】
■交渉の前には、ボーダーライン(最低の許容範囲)を決めておく。
⇒どのような状態になっていれば交渉が成功なのかを決めておく。
■話すコツ「時事情報は、伝言ではなく、自分のオリジナリティを加えて話す」
⇒ただ、情報の伝言であれば、話は広がらない。自分の解釈を加える。
■リバース法:自分が言われた(された)ことを反対に言ってみる(してみる)
⇒相手がどんな話をしたいのかがわかる
(ex.ビールを注いでくれる人は、実は自分のビールを注いでほしいことが多い)
【総合評価】
★★★★☆