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【リーダー】人を動かす力/渡部昇一

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人を動かす力―歴史人物に学ぶリーダーの条件 (PHPビジネス新書)/渡部 昇一

¥840

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2011年41冊目

【要約】

古典的名著「知的生活の方法で有名な渡部昇一氏によるリーダーシップについて書かれた本。

自分自身、会社でペーペーでこれからもペーペーですが、渡部昇一氏の本ということで、中身も見ずに購入。前回、「本を読む本」で点検読書を学んだばかりなのに・・・。

渡部昇一氏は子供のころから、歴史上の武将や政治家の人物伝を好んで多読していた経験などから、歴史に名を残すようなリーダーはどのような思考を持ち、行動していたかを分析した本です。

この本では

豊臣秀吉

乃木希典

モルトケ

伊藤博文

大久保利通

渋沢栄一

松下幸之助

がどのような人物であったかが書かれています。

筆者はリーダーたるものは、「駝鳥の足」ではなく「鷲の羽」の能力が必要だと言っています。

本書では、「駝鳥の足」とは一歩一歩を地に着けて物事を処理する能力であり、「鷲の羽」とは断片的な末梢情報から全体像を把握する能力という。

つまり、単なる知識をたくさん持っているだけのような知能ではなく、一見小さなとも思える情報から全体を見通す力が必要とするということか。

株式市場において、多くの有用な情報を得ているプロのトレーダーより、主婦が意外に株で儲けているという話のようなものでしょうか。

リーダーにはそのような力が必要だと言います。

まずは、自分が実践したいのは、特に乃木希典の章でも述べているが、

「人を統べるには「教養」が要る」

というところか。

乃木希典は軍人でありながら、人文学的な教養があり、漢詩においては100首以上あり、それも

プロと言えるレベルの作品であったという。

一見、自分の専門とは違う分野においても知識を持っておくことは、筆者の言う「鷲の羽」を広げる素養になるのではないかと自分としても思う。

まぁ、私自身が幅広い分野の読書をしたいと思うのも、このような考えに共感しているからだと思います。

この本で、今まであまり知らなくて、少し興味を持ったのは、渋沢栄一氏です。

これから「芋づる式読書」で読んでいこうと思います。

【総合評価】

★★★☆☆

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