そこに本があるから

なんで本を読むかって?そこに本があるからさ

【文章術】何を書くか、どう書くか/板坂元

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何を書くか、どう書くか―知的文章の技術 (PHP文庫)/板坂 元

¥570

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2011年18冊目

【要約】

ハーバード大学で日本文学を講じていた経験をもつ著者の1980年刊の本。

本書は、卒業論文を書く人や、本を書こうと思っている人に向けた本で、ただ単に「書き方の技術」だけではなく「何を書くか」「どう書くか」といった「内容」に特化した本。

第一章

小説を除き論文、報告書、ノンフィクションなどの事実をテーマにした文章を書く時は、

(1)これから書こうとしていることに興味を感じるか

(2)自分はどれだけ独自の意見をもっているか

(3)いま、どれだけ材料を持っているか

をまず考えなければならない。

そのような文には、①情報(データ)と②自分の意見・解釈の2つに分けて、まず下調査を行うことが大事。

何を書くかは「何を伝えたいか」で大きな概念をまず挙げる。そして、どんどんテーマと小さくしていく。

「○○について」が「△△に関する、○○について」、さらに「××時代の△△に関する、○○について」といった感じ。

第二章

誰を対象に書くか

文章の書くコツは「自分が尊敬する先輩や友人に、個人的な手紙を書くつもりで書け」

第三章以降は、アイディアの集め方などが書かれていたが、さすがに1980年発刊の本なので、なかなか参考にできるものではないので割愛。

ブックオフの100円コーナーで買った本なので、熟読はしてませんが、最近出ている本とは違った視点で書かれており、このような感覚も大事なのかなと感じました。一言メモになかなか面白い技術があるので、書いておきます。

【総合評価】

★★★☆☆

【一言メモ】

■泥縄式勉強法

知識の整理法で、ある分野に対して

「自分はいったい何を知っているのか、自分で自分をテストしてみる。もちろん、机からは教科書や辞典類はいっさい遠ざけ、もっぱら鉛筆と消しゴムだけでやっていく」

一通り終わったところで教科書や辞典と比べて、書き忘れた語を書き加える。この方法で今まで身に付けた知識を整理し、わからなかった知識を積み重ねていくとかなりの実力がつく

■ノンストップ法

鉛筆と白紙の束を用意する。そして、自分が書きたい内容について、とにかく思い浮かぶことを休みなしに書きつけていく。とにかく単語だけでもよく、文の断片でもよい、思いつくことをただひたすら書き進める。もうこれ以上無理となったら、読み返す。そうすると思いもしなかったアイディアが書きつけてあったり、収穫がある。

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