【仕事術】任せる技術/小倉広
【要約】
リーダーのような役職を担ってるわけではないですが、そろそろ若手から中堅と呼ばれそうな年代になってきて、後輩に指示をすることも多くなってきました。
しかし、今まで自分の仕事でいっぱいいっぱいだったのに、急に指示を出すのはもっといっぱいいっぱいです。この本は、そのようなリーダー予備軍の方から管理職の方まで、どうすれば部下、後輩に仕事を任せられるか、そんなことが書かれた本です。
忙しく教える時間がない、自分でやったほうが早い、失敗の責任を負うのがイヤだ・・・。
そんな悩みを抱えている方(私もそうです)には必携の本でしょうか。
特に私の悩みは、どこからどこまで指示を出せばいいのか?です。
指示が少なすぎれば、求めている結果が出てこないことも多いし、指示が多すぎれば、相手からすれば「やらされ仕事」になるし。
みなさんはそんな悩みありませんか?
この本が薦める人を育てるまかせ方7つのポイントは
①ムリを承知で任せる
②任せる仕事を見極める
③任せる。と伝える
④ギリギリまで力を発揮させる
⑤口出しをガマンする
⑥定期的にコミュニケーションする
⑦仕組みをつくって支援する (P.31-32)
私なりの解釈としては、
部下に対して、理想の任せる方法は、「責任」を持たせて「主体的に」やってもらうこと。
なにからなにまで仕事を指示すると、自分で考えることなく成長もしない。また、自分の仕事だと意識できず、責任感なく主体性もなく、結果として仕事が達成できないのだと思います。
私も意識を変えないといけないなと思いました。
後輩が細かいことまで質問してくるので、「それくらい自分で考えてほしい」と心では思っていましたが、それは自分が自分の思うような考えを後輩に押しつけて指示をしているからではないかと思いました。
つまり、後輩にとっては、この仕事をどのように検討しようかではなく、先輩が思うような結果を出すにはどうすればいいかという主体性がないように動かしているような気がしました。
リーダーシップについて悩んでいる方は一読してみてはどうでしょうか?