そこに本があるから

なんで本を読むかって?そこに本があるからさ

【読書術】多読術/松岡正剛

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多読術 (ちくまプリマー新書)/松岡 正剛

¥840

Amazon.co.jp

2011年46冊目

【要約】

多読を実践している人と言えば、松岡正剛氏を挙げる人が多いでしょうか。

恥ずかしながら最近まで存じ上げていませんでした。

ウェブ上でも「千夜千冊」という書評ブログを展開されている方。

ただ読んだ本の書評をするだけでなく、関連する分野の作家の紹介だったり、違った解釈が書かれており、まさに博覧強記というのはこの人を言うのではないでしょうか。

この本では、松岡氏の生い立ちからどうやって今のように多読する習慣が付いたかが書かれており、また、現在の多読術が紹介されています。

正直なところ、この本を読んだからと言って、多読できるとは限らないと思います。これは松岡氏だからできるのではないかというような内容です。

ですが、著者の知識の幅の広さから読書の効用というものを実感できると思います。

この本を読むともっと本を読みたいという気持ちにさせてくれる本だと思います。

この本から得た読書術のひとつはマッピングで本を整理する」でしょうか

クロニクル・ノート<年表>

これは、ノートを数冊容易して、まず一万年前から紀元前をへて、現代まで年号をふる。たしか五冊くらいのノートを用意したと思います。ページの感覚は見当で、あけておきます。で、読んでいる本に年号が出てきたら、その事項をこのノートに片っ端から書きこんだ。途中からはそれではめんどうなので、ひとまず読みながら欄外に年号を書き、一冊読みおわったらそれをまとめてクロニクル・ノートに写すというふうにしました。(P.111)

集中的に何かのジャンルを読むときは、これを作るとそれぞれの本がリンクしてる感があって、理解にも役立ちそうですね。

また、シンプルながらもこの一言には感銘を受けました。

読書は「わからないから読む」。それに尽きます。(P.138)

最後のあとがきで以前紹介した「本を読む本」と比較して次のように述べています。

ただし、「本を読む本」の指南はきわめてロジカルで、質問を明確にせよ、主題的関連性を発見せよ、弁証法的に読めなどというふうになっている。つまりサブジェクトを見極めるための説得型あるいはディベート型読書法なのである。

ぼくが本書でおススメした多読術は、そういうものではない。うんと柔らかい。もっと認知関係的で、かなりパフォーマティブで、プロセス的で、きわめて編集的なのだ。(P.203)

なんか私には少し理解出来かねる表現ですが、一読の価値ありだと思います。

【個人的総合評価】

☆☆☆☆★

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