【歴史】ハプスブルク家/江村洋
2011年60冊目
来月(9月)に長期休暇をいただいて、オーストリア、チェコ、ハンガリー、スロバキアに行ってきます。
そんな状況で、読書好きなら読むでしょう、「ハプスブルク家」
オーストリアやハンガリーに行ってハプスブルク家は避けて通れません。
【要約】
中世、近世で有名な貴王朝や貴族はたくさんいました。
フランス-ブルボン朝、イギリス-スチュアート朝、イタリア-メディチ家などなど。
その中でもひときわ有名なのが、ハプスブルク家ではないでしょうか?
13世紀から20世紀初頭まで700年もの間、中欧だけでなく、ヨーロッパ全土にまで覇権を広げたハプスブルク家。
そんなハプスブルク家の歴史がよくわかる本です。
と言っても、ハプスブルク家について初心者の方はいきなりこれを読んでもなかなか理解できないと思います。
まずは、以前の記事「【美術】名画で読み解くハプスブルク家12の物語/中野京子」を読んでから、イメージとして理解してから、この本を読めばかなり理解できると思います。
西洋史に疎い私は、まだまだ理解できないので、何度か読んで理解してみます。
ハプスブルク家が何故ここまでヨーロッパ全土にまで覇権を広げられたのか?
戦争??
そればっかりではありません。
それを端的に表すハプスブルク家に代々言い伝えられる言葉があります。
「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」
つまり、戦争によって土地を奪うのでなく、政略結婚により土地を広げていくのだということです。
その歴史をひとつひとつ見ていくと、人間ドラマが浮き上がってきます。
ハプスブルク家を理解して、来月の旅行につなげていきたいと思います。