【仕事術】世界一やさしい問題解決の授業/渡辺健介
【要約】
「一歩踏み出す力、人生を切り開く力が身につく」
数年前ベストセラーになった、問題を解決するために必要なことを中高生にもわかりやすく書いた本。
非常にシンプルで読みやすいが、問題解決のための基本的な考え方が書かれている。
仕事などで壁にぶち当たった時はこれを読んで、考え直すとよいかも。
この問題解決する力を身につければ、「問題が起きたことを嘆くのではなく」、前向きに「どうすればよいか」を考え抜いて、すぐ実行できるようになると著者。
そもそも「問題解決」の意味を簡単に分解すると、
「現状を正確に理解し、」「問題の原因を見極め、」「効果的な打ち手まで考え抜き、」「実行する」に分けられる。
こうやって、自分の目の前にある問題を分解して、解決に近づけていける。
具体的には
①原因としてありえるものを洗い出す。
②原因の仮説を立てる。
③どんな分析をするか考え、情報を集める。
④分析する
⑤打ち手のアイディアを幅広く洗い出す。
⑥実行プランを作成する。
という手順で考えていく。
ロジカルシンキングの基本ではあるが、確かに中高生にも読みやすいように噛み砕いて書かれているため、非常に読みやすい。
【フィードバック】
・本当に実現できるかどうか、効果的かどうかは、一度アイディアを出し切ってから、優先順位をつけ、絞り込んでいけばよい
・大きな夢を成し遂げるには、長期的な目標と短期的な目標を同時に立てていく。
【総合評価】
★★★★☆