【歴史】ドラマチック日露戦争/河合敦
ドラマチック日露戦争 近代化の立役者13人の物語 (ソフトバンク新書)/河合 敦
¥767
2011年16冊目
【要約】
「ドラマチック日露戦争」
正直なところ日露戦争は名前と年代ぐらいしかしりませんでした。。
でも、歴史書に手を出そうと思ってて、手始めにたまたま手にした本書。
衝撃が走りました、ほんとに。
題名の通り、ドラマチックです。
この本は、日露戦争を舞台に軍人、作家、政治家、兵士など13人のドラマを記した本である。
「坂の上の雲」を読みたいけど、なかなか重い腰が上がらないという方に日露戦争をハイライトしているため、最初の一歩としてはいいかも。私もこれから「坂の上の雲」を読みます。
戦術を練り上げるために、ありとあらゆる海軍の書物を読み漁った秋山真之
大病を患いながらも、従軍記者を経て作家となり、死の直前まで句を書いた正岡子規
アメリカで奴隷同然になりながらも、帰国後総理大臣になった高橋是清
13人13人様のドラマが描かれた本書は、ただの昔話ではなく、現在に生きる私たちに多くの教訓を教えてくれる。
また、著者は司馬遼太郎も肯定する乃木希典愚将軍説に関しては、否定しています。
ここに関しては、鵜呑みにするのではなく、これから他の本も読んで自分なりに判断していきたいと思います。
日露戦争のことを全然わからないという人でも、読みやすくかかれており、本当に面白いです。
現段階で、今年1番のオススメです。
【総合評価】
★★★★★