【読書術】「ビジネス速読」仕事術/椋木修三
¥840
2011年33冊目
【要約】
速読本シリーズです。
著者の言う「ビジネス速読」とは、「目標に最短でたどり着く読み方」としています。
またそれに必要なのは「速読」+「記憶」としており、記憶の方法も載せられています。
この本はいわゆる読書に用いる速読について書いているというよりは、ビジネス用途に特化した本です。
ここでは、速読の種類を6つに大別しています。
①触視速読
②大筋速読
③収集速読
④確認速読
⑤勉強速読
⑥受験速読
なんでも速読するのではなく、これら6つをビジネスシーンで使い分けることで効率よく情報を収集していきましょうと著者。
著者はビジネス速読は「集中力」向上にも役立つと言います。
それは、速読とは時間との競争のため、常に時間を意識したトレーニングとなる。例えば「この本を30分で読もう」など時間に制限を設けて、達成しようとするため、「〆切り効果」により集中力が身につくと言います。
この本での個人的な一番の収穫は「指さし法」でした。
ただ単に本を読む際に指をさしながら読んでいくというもの。
電車の運転手が指差し確認しますが、これは認知認識力を向上させ、「見落とし」「見間違い」をなくすためのもの。
例えば、一行を2つに分け、ボールペンなどで上と下にポンポンと当ててどんどん読み進めていく方法。これをテンポよくやっていくと速くなった気がしました。また、これだとそのテンポの速さで自分の本の読む速さを身にしみて実感できます。
2ブロックは難しい人は1行を3ブロック、4ブロックに分けていってもよいと思います。気になるところがあれば、すぐに線を引けますしね。
非常にシンプルながら有用な情報が得られました。今度から実践していきます。
【総合評価】
★★★★☆