【生活】20代の勉強力で人生の伸びしろはきまる/千田琢哉
¥1,260
2011年50冊目
【要約】
なぜ、残業ばかりしている人の年収は低いままなのか?
なぜ、締切ギリギリ間に合った仕事は「アウト」なのか?
なぜ、成功者は仕事とプライベートを分けないのか?
この本では、このようなシンプルなことに20代に気付けるか気付けないかで人生が大きく変わると言っています。
私も29歳です、そろそろ若手とも言えなくなってきました。
いずれ来るであろういくつかのターニングポイントでベストな選択をしていきたいです。
それには、日ごろの努力は大切ですが、色々な気付きができるようになっていきたいです。
この本では、具体的な勉強法というよりは、日ごろのよくない習慣を改めていきましょうという本です。
① パラダイムシフト
② 本から学ぶ
③ 人から学ぶ
④ 仕事から学ぶ
⑤ 組織から学ぶ
⑥ 時間から学ぶ
⑦ お金から学ぶ
⑧ 学びかたを学ぶ
今回は気になるキーセンテンスをピックアップしていきます。
① パラダイムシフト
■ 学生時代の勉強は、人に使われるための勉強だった。
大人の勉強は、自由になるための勉強だ。
自由になるための勉強は、大好きなことを極める勉強だ。
■ 気づき力を鍛えるコツは、常に本気の当事者意識を持つことだ
② 本から学ぶ
■褒めるだけの書評ブログを書いてみる。
⇒やってみればすぐにわかることだが、短所を見つけるのは子どもにもできるが、長所を見つけるには知性が必要である。豊富なボキャブラリーと高い人間性がなくては長所を見つけるのは難しい。
……なるほど!確かに欠点を見つけるのは簡単ですよね。これからは長所も積極的に探していきます。
■人は読んだ本のような人物になる。
⇒人は生まれてから今まで読んだ本の集大成なのだ。
④ 仕事から学ぶ
■上司や顧客から、「まだか?」と催促があった場合は、「バカか?」と叱られていると解釈して間違いない。
……そういえば、上司から昔「「あの件どうなった?」と聞かれたら、報・連・相ができていない証拠で、負けだ」と言われた記憶があります。。
⑤ 組織から学ぶ
■経常利益率が異様に高いのは、顧客・業者・社員が泣いているから
⇒これは、経営陣が株主のために経営しているからに他ならない。
……あ、これはうちの会社だ。。
この本の第一章にあるように、20代のうちに「パラダイムシフト」をしておかなければ、成長できないと考える今日この頃です。
【生活】20代、結婚までに知っておくべきお金の使い方/野瀬大樹、裕子
¥1,344
2011年49冊目
【要約】
やっぱり気になります、お金のこと。
独身でもお金が思うように貯まらないのに、結婚したらどうなるの?といつも気になります。
この本は題名を見ると、
・結婚するまでにどうやって貯金をするの?
とか、
・結婚資金ってどれくらいいるの?
って内容が書いてあると思ったんですが、書いている内容は、結婚してから奥さん、旦那さんと金銭感覚について、どうやって折り合いをつけていくとか、巷にあふれるおいしいお金の話はほんとなの?って話がメインです。
なんで、この本は次の方にオススメです。
■奥さん(旦那さん)とまったく金銭感覚が合わないんだけど、どうしたらいいの?って方。
■奥さん(旦那さん)の無駄遣いをやめさせたいんだけど、どうしたらいいの?って方。
まぁ、私にはまだ早いですが、勉強になりました。
内容は、そんなに難しいことは書いてません、しかし、金銭感覚の意識改革にはなるような内容が書いてあります。
とりあえず、できるところから始めてみませんか?(P.24)
家計簿なんてつけたことのないおおざっぱな旦那さん、1円単位で家計簿につけているしっかりな奥さん、そんな著者夫婦が「とりあえず、できるところから始めてみませんか?」というところから歩み寄り、ざっくりでいいので、家計簿をつけると思ったより効果があって、はじめは5万円の小遣いを3万円でもやりくりできるようになったとのこと。
著者が主張するのは、いきなり高いハードルは設けないこと。
当たり前のことですが、いい言葉だと思いました。
どんなことでも、まずは始めの一歩
とりあえず、できるところから始めてみませんか?
【フィードバック】
スターバックスのコーヒーラテ(職場で毎日飲む)
<表面上の値段> 380円
<1日あたり> 380円
<1年あたり> 9万5000円
缶コーヒー(職場で毎日飲む)
<表面上の値段> 120円
<1日あたり> 120円
<1年あたり> 3万円
【個人的総合評価】
★★★★☆
【日常】世界遺産検定終了
世界遺産検定公式テキスト(1) 人類と四大文明が誕生した大地/NPO法人 世界遺産アカデミー
¥2,625
【日常】
みなさま、お久しぶりです。
完全にブログを放置してました。
というのも、プライベートが忙しかったのと世界遺産検定1級の勉強でてんてこ舞いでした。
世界遺産検定1級の試験が今日終了したので、これからまたぼちぼち書いていこうと思います。
結果はどうかというと、惨敗な感じでした。運がよかったらうかってるかも。
まぁ、落ちたとしても次チャレンジします。
あ、あと「only-bookreview」ってなIDですが、日常のこともちょこちょこ混ぜていきます。
これからも宜しくお願いします。
【勉強法】レバレッジ勉強法/本田直之
¥1,365
2007年に刊行された本田直之氏のレバレッジシリーズの勉強法バージョン。
本田直之氏の自論を実践したような本です。
「勉強とは、わたしのような怠け者が、ラクに、最短距離で、最大限の成果を得る唯一の方法です。
勉強は、やらないよりは、やったほうが絶対にトクです」(表紙裏)
今回は本の要約はなしです。もし期待した方がいたらすいません。
私がこの本を読んでから、実際に勉強をする際には実践している方法を紹介します。
本田直之氏も世界遺産検定を合格している(今は1級?)みたいですが、私もこの方法を世界遺産検定2級で実践してみて、割と余裕合格できたことから、現在1級の勉強で実践している方法です。
資格試験の場合、
勉強をする前にまず過去問を解け(P.121)
まぁ、ありがちな方法ではありますが、過去問をまず解くことで「どんな範囲を勉強すればいいか」「合格するのに必要なレベルがわかる」ことがポイントです。
もともと完璧主義な性格なもんで、すべてを網羅して勉強したい傾向にあるんですが、ここが大事。
実際の勉強方法はここからです。
レバレッジ記憶法とは、一冊の参考書を三回繰り返し、記憶しづらいものを抽出し、頭に刷り込む記憶法です。(P.123)
この考え方は、1回では記憶できるわけがないという前提に立っています。
エビングハウスの忘却曲線をご存じの方も多いと思いますが、自分はその考えを痛感します。
自分は物覚えが悪いと。
なので、この方法はあえて完璧を目指しません。
一回転目:まず通読する(理解度20%)(P.124)
二回転目:「覚えにくいもの」をあぶりだす(理解度50%)(P.125)
三回転目:「重要かつ覚えにくいもの」を絞り込む(理解度80%)(P.126)
カード勝ち抜き戦(理解度98%)(P.127)
1回転目が理解度20%というのがポイントだと思います。
一回目の勉強では、頭の片隅に言葉が残るぐらいでいいやという気持ちで勉強する。
二回目の勉強では、あぁ、そんな言葉もあったなと思いだす。
そんな感じで、頭に定着させていく。
私はそんな感じで勉強していってます。
そんな三回転も勉強する時間ないって人もいると思いますが、私は試験日を逆算して、勉強時間の配分をして、それを基準に勉強してます。そのため、一回転目はパラパラ目を通すぐらいになってます。
私は物覚えが悪いので、4回転することを目標にしています。
【個人的総合評価】
★★★★★
【美術】誰も知らない「名画の見方」/高階秀爾
Art 1 誰も知らない「名画の見方」 (小学館101ビジュアル新書)/高階秀爾
¥1,155
2011年48冊目
【要約】
最近、西洋美術に目覚め始めました。
ただ絵画がキレイだというだけでなく、その奥に隠された歴史的背景を知ると非常に面白いと気付きました。
そんな絵画の背景を教えてくれるのがこの本。
「名画」がなぜ「名画」と言われるのか?
「巨匠」がなぜ「巨匠」と言われるのか?
この本を読めば、理由がただテクニックがすごいとかそういうのではないということがわかります。
本書では、
フェルメール、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゴッホ、ベラスケス、ゴヤ、ミレー、クリムト、ルーベンスなどなど世界の名だたる巨匠の絵を例にわかりやすく解説しています。
この手の本でよく出てくるのは以下の絵ですね。
ベラスケス:ラスメニーナス
ゴヤ:わが子を喰らうサトゥルヌス
レオナルド・ダ・ヴィンチ:最後の晩餐
ルーベンス:キリスト降架
去年にスペインに行って世界三大美術館であるプラド美術館を訪れましたが、やはり上記ラスメニーナスとわが子を喰らうサトゥルヌスには感銘を受けました。
海外に行ったら、やっぱり美術館に行かないといけないですね。
今どうしても見たいのは、「フランダースの犬」の主人公が最後に見たルーベンスの「キリスト降架」が見たいです。
【個人的総合評価】
★★★★☆
【仕事術】デッドライン仕事術/吉越浩一郎
¥777
【要約】
たまにはビジネス関連本の書評でも。
みなさんご存じの元トリンプ社長で「残業ゼロ」関連の本を出されている吉越浩一郎氏の仕事術本。
トリンプには「がんばるタイム」という制度があるのをご存じでしょうか。
社員は昼休み後の12時30分から14時30分までの2時間の間、会話を禁じるだけでなく、外部からの電話も取り次ぐこともできません。つまり、この時間は誰にも邪魔されず、とにかく集中して仕事をするということらしいです。
このような制度まで導入する著者が考える残業ゼロの仕事術とは?
この本では、とにかく次の2点を薦めています。
①毎日、「お尻の時間」を決めて仕事をする。(ダラダラ残業禁止)
②すべての仕事に「締切日」を入れる。
本書では、特に時間についてみんな、ルーズに考え過ぎていることを指摘しています。
仕事のアウトプットは以下の方程式で決まると言っています。
仕事のアウトプット=<能力>×<時間>×<効率>
能力は一朝一夕で変わるものではないので、時間と効率が重要になります。
著者は、時間を増やすとその分、甘えが出るので効率は下がるといいます。
そこで、時間を一定にして、集中して効率を上げることが重要だといいます。
本書では、そこで、時間を一定にしつつ、効率を上げる方法がいくつか挙げられています。
今回は、本書の中で気になったセンテンスを箇条書きしてみます。
・「効率が上がれば残業はなくなる」という発想では絶対に効率は進まない(中略)逆に、「残業をなくせば効率が上がる」と考えるのが、もっとも現実的な対処法だと私は思う。
・すべての仕事は、「何を、誰が、いつまでに」を明確にする
・仕事は発生した瞬間に取り組むことで、一番、効率が上がる
・メールの返信なども、受信したらその場で書くのが一番効率がいい(中略)ちょっと難しいところがあっても全力で頭を振り絞り、すぐに書いたほうがいい。
残業ばかりされている方は、吉越氏の著作を読んでみるといいかもです。
【個人的総合評価】
★★★★★
【美術】名画と聖書/船本弘毅
一冊でわかる名画と聖書―107の名画とともに聖書のストーリーを解説/著者不明
¥1,365
2011年47冊目
【要約】
2011年読書重点テーマである「キリスト教」の本です。
繰り返しますが、私はクリスチャンでもなんでもありません。
こんな本を探してました。
海外旅行行って美術館に行って絵画は見たはいいけど、この絵はどんな状況なの?ってことはありませんか?
私は、海外に行くたびに思います。特に感銘を受ける絵画は宗教画が多いし。
この本は、旧約聖書から新約聖書に至るエピソードを代表的な絵画全107点をもとに聖書のストーリーが解説されています。
よく知られているところで言うと、
「受胎告知」「聖母子」「最後の晩餐」「イエスの十字架」などです。
これを読むだけでも聖書の中身がほぼ理解できるような内容になっています。
この本を見て思うことは、描いた画家、描かれた時代背景によって、聖書の解釈は大きくなるんだなぁとキリスト教の奥深さをしみじみ感じました。
とりあえず、これから美術館に行った時はもう少し宗教画を楽しめそうな気にさせてくれる本でした。
フルカラーで鮮明な画像なのに1300円は非常に安いと思いました。
【個人的総合評価】
★★★★★